8月20日(火)
札幌〜千歳〜厚真(走行距離146km)
苫小牧東港発 20時45分秋田経由新潟行きフェリー[新日本海フェリー]

いよいよ帰らなくてはならない日になってしまった。 窓から外を見ると、豊平川に沿った道を車が水しぶきを上げながら走っているのが見えた。 最後の日なのに雨が見送ってくれるなんてと思いながら1Fのレストランに降りて朝飯を食べた。

外の様子が気にかかって歩いている人や車の様子や空模様を見ていた。時間調整をしたものの、結局完全に止まないうちにスタートするしかなくなってきた。意を決してサッポロファクトリーに向かった。幸い雨はたいしたことなくなってきた。こんなに何度も北海道に来てるのに、実はまだ2人とも一度も行ったことがなかったサッポロファクトリーで最後の土産調達をすることにした。駐車場のゲートまで来ると係員が「バイクは止められないんです」と申し訳なさそうに言ったんだよ。 仕方なく中でUターンして正面脇の歩道に乗り上げて路駐してファクトリーの煉瓦館に入った。朝早かったのでまだ観光客も少なかっんだよ。
ゆんさんが送り先別にあれこれコンパクトパッケージの土産を選んでくれた。 これくらいまでなら何とかサイドパニヤとラゲッジロールに収まりそうなところで止めた。

11時過ぎになってしまい千歳にそろそろ行かなくてはBBQが不安になってきたんだよ。 走り出してしばらくするとやっぱり雨が降ってきた。レインウェアを着なくちゃと思っているうちにますます雨が強くなってきた。 やっと家具屋の駐車場に避難してレインウェアを来た頃にはパンツまでビショビショ状態だったよ。 しばしここで雨宿り。でもそんな雨でも元気に走っているライダー達がいたので気を取り直して 再びR274で由仁町に向かった。
由仁の交差点の少し上の方のR234に出るように道を選んで進んだよ。 R234の左右どちらが側か分からなかったのでスピードを抑えてユックリ進んだ。

東千歳バーベキュー外観 店内の様子
東千歳バーベキュー 店内の様子

由仁町の交差点を過ぎてしばらくすると見覚えのある小さな看板があった〜! バラスの坂を下ってメットを脱いで店を見て噂通りの外観に驚いた。レインウェアを脱いでいると入り口から中が見えた。数人のお客さんがモウモウと煙の中で何か食べているらしかった。店の中に入って周りを見渡すと素晴らしくバッチかったよ。炭火で中は暑くて、床は歩くと油でぺたぺたしていたし、メニューは黒くなって、営業時間は汚れて読めなかった。
「二人」と言うと、おばあさんが既に火の熾きているテーブルと言うかブロックの火種の所に案内してくれた。

座るとそのバッチさはさらにリアルだったよ。 バーベキューと野菜炒めとライスをそれぞれ2人前オーダーすると、奥からおばあさんがデッカイ半身の鶏を持って、塩とコショウをバサバサと、これでもかというくらい振りかけた。この容器がまたフルッテいて「塩とコショーはリポDのフタにくぎで穴を開たビンで、手や口を拭くチリ紙は粉ミルクの空き缶」だ。
「ちょっと塩が多いんじゃないかい」と言うと怒ったように
「これで丁度いいんだから黙って見てなぁ〜!」と言われてしまったよ。炭火が丁度いい具合になっていて回りからコンガリ焼けた。頃合をみて一口食べてみるとこれがメチャウマ! あっけに取られるほど旨いんだ。 特に皮のところが脂が乗って実に旨い。 汗をかきかき、ムシャブリ食べてしまった。ゆんさんの好きな食べ物のひとつが鶏なので実に幸せそうだったよ。後から出てきた野菜炒めも見るからに油っぽいのだけど、食べると油っぽくは感じないんだよ。2人でこれは今回のB級グルメNo1と意見が揃ったよ。
バーベキュー2人前。美味! 野菜いため
バーベキュー2人前 野菜いため

食べ終わってレジに行って勘定を払おうとすると、おばあさんは傍らの裏の白いチラシを取って、太いペンでそれぞれの値段を書き出した。 曰く
「1回しか書かねぇーから、よーく見てろよ。」
さらさら書いて
「ほれいくらだ?計算してみろ。」ときたもんだ。 さらに
「あんたは年寄りかと思ったら、よく見ると若いんだ。27かね?こっちのねーちゃんは17かね?(笑)」
このばあちゃんには勝てそうになかったが、年は既に80過ぎだそうだ。やいやい、このばあちゃんなかなか年はとっても商売上手。
「また来年も来るんだよ〜。」
「必ず来ますから、ばあちゃん元気でね〜」と言ってバイクに跨った。

早来の手前で厚真方面に曲がって、市街地のセイコマでフェリー食を調達した。すぐ近くのはずなのにフェリーターミナルの案内標識がまったくなく、昨日に続いてまたまたウロウロ。 ゆんさんの意見に従って南と思える方向に進むと、程なく厚真の東苫小牧フェリー乗り場の前に出た。
既に大分バイクは止まっていたが、チェックインしても寒くてなかなか外に出る気になれなかった。それでも出航の1時間前になったので外へ出たが、大型トレーラーが恐ろしい勢いで走り回っていた。

しばらく眺めていたが、こんなに多くのトラックが載るのは初めて見たくらいだった。
「すごいね、すごいね〜。トラックドライバーって1回で車体とコンテナ連結出来ちゃうんだ〜。」
なんて言いながら見ていると、クラクションが一斉に鳴ったとたんグワッシャとトラック同士でぶつかった。
?ん・・・前言撤回! バイクも100台くらいが一向に乗せそうもない所定の場所で寒さに震えながら、ライダー、チャリダー達はひたすら待っていたよ。

厚真フェリーターミナル出航予定時刻間近のの20:00過ぎてから、やっと出港が遅れるとアナウンスがあって再びターミナルに戻ったよ。
「なんだなんだ、車はいいよな〜、車内でヒーター焚けばいいんだから、バイク乗りはどーすりゃいいんだよ!」
こういうところが「○日本海フェリーは高ビーで好きになれないんだよ」。 戻ってホットコーヒーで暖を取っているとゾロゾロとバイク乗りが乗り場に向かったのでくっついて外に出ると、さらに風が強くなり風邪引きのゆんさんは泣きそうだったよ。(この間もトラックの乗船は続いていた)

20:15頃になってやっとバイクが乗船を始めたんだよ。やっとベットの位置にたどり着いて一息入れてほっとしたのは本来の出港時刻をだいぶ過ぎていたよ。
結局45分遅れての出港で、しばらくすると台風の余波でフェリーは結構揺れ始めた。あの寒さにもう元気を失ってしまい、とりあえず夕飯を取って速攻でベットにもぐりこんでしまった。

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