大きな声では言えない話 PART 2
そして次の日の朝、6時に目覚まし時計をセットしておいたので、
なんとか早起きできたんだ。
ネム〜イ眼をこすりながらヨロヨロと階段を下りると、
黄色い「くまチャリ1号」を前の道へ出したんだ。
「くまチャリ1号」はカッコいいよ!ホレボレしちゃうよ!
4月の早朝はもう朝陽に輝いていたけど、まだちょっと肌寒かったよ。
横から眺めてニンマリすると、それじゃ走るぞー!「イッパ〜ツゥ!」
・・・と、「ミエ」張ってやっと脚が届く高さのサドルに跨ると、ヨタヨタと走り始めたんだよ。
すぐ近くの桃の木川のサイクリングロードをこれから毎日サッソウと走りたかったんだ。
でもだよ、そこに出ようとしたんだけど一ヶ所だけあるコンビニ前の信号が赤だったんだ。
ラクチンに止まろうと思って、少し高くなった縁石に左脚を着地したかったんだ。
ところがブレーキングのタイミングが合わなくて踏み外しちゃったんだ。
「アッ、ヤバツッ!」と思ってお尻を大きくずらして
何とか事なきを得たんだけどさ、アシノ!足の、脚の付け根が痛かったぁー!
「ひぃーい!ブランクが長かったからなぁー」。
気を取り直してどうにかサイクリグロードまでやってきたんだ。
急坂を下りきって本線に合流したんだ。
はじめはゆっくり「くまチャリ1号」のメカ操作をもう一度確かめながら走ったんだ。
そのうち慣れてきたんでだんだんスピードアップしてみたんだ。
南へ向かう時は少し下り気味なんだけど、ケッコウ脚が疲れるんだ。
それに思いのほかスピードが出るんだよ。
調子に乗って、超短足をフル回転してみたんだ。
風が少し冷たいけど早朝の空気は気持ちいいんだワイィ〜。
と、そこでアスファルトの継目をケッコウなスピードで乗り越えたんだ。
くま重がおおいので思わず「ウッ、ケツ痛てぇー!」
脚の付け根も痛くなっちゃたし、この辺でちょっと休憩だ。
周りを見ると、散歩している夫婦連れや犬の散歩してる人たちがあっちこっちにいたんだ。
なんだか、すぐに休んでるのを他人がみたらちょっと恥ずかしいなぁー。
でも、階段状の所に止めて降りたんだ。
しばらく体を動かしていなかったもんなぁー。
CRCなしで無理やり体を動かしたみたいにギシギシだったよ。
・・・と冷たいコンクリートの階段に腰をおろして「くまチャリ1号」をうっとり眺めた。